株式会社MBR



事業内容



(1) がん免疫療法剤SMP-105(BCG‐CWS)の開発

BCG-CWSは結核予防ワクチンや表在性膀胱がん治療剤として使われているBCG(Mycobacterium bovis Bacillus Calmette-Guerin)の細胞壁骨格成分(Cell Wall Skeleton)です。


     30年以上に及ぶ臨床研究の蓄積

   ---確かな効果と高い安全性---

BCG-CWSは1970年代から大阪大学の故山村雄一先生らにより臨床研究が開始され、現在までに3,000名以上の患者に投与され、その確かな臨床効果と安全性が報告されています。しかし、BCG-CWSは取り扱いにくい高分子物質であり、医薬品として一定の品質を有する安定な製剤を製造することは困難であったため、医薬品としての承認を取得したものではありません。株式会社MBRはこの問題を克服し、品質の恒常性の保障されたBCG-CWS、すなわちSMP-105を製造する技術を有しており、今後早期に臨床試験を実施し医薬品としての承認を取得する計画です。

⇒もっと詳しく知りたい方はここをクリックしてください

▲ページトップへ

 
(2) 抗酸菌等の菌体成分由来の免疫調節物質の研究

BCG等の抗酸菌(マイコバクテリア)は、進化の過程において、哺乳動物の免疫系とさまざまな関わり合いを持ちながら共生してきました。従って、抗酸菌の菌体成分には哺乳動物の免疫系に影響する物質が多数存在し、新しい免疫調節物質の供給源として有用と考えられています。

事実、BCG生菌は結核ワクチンとして長年広く用いられてきたばかりではなく、最近では表在性膀胱がんの治療剤としても用いられ、また、アレルギー疾患に有効であるとの報告があります。このように「がん」治療を始めとして、喘息、花粉症、アトピーなどの根本治療に免疫反応が大きく関っており、抗酸菌の種々の菌体成分が有効と考えられます。

しかし、抗酸菌の菌体成分には水にも有機溶媒にも難溶性の物質が多く、取り扱いが困難です。当社では、SMP-105の開発研究で培ったノウハウや分離精製技術を応用し、抗酸菌の菌体成分から新しい免疫調節剤の開発を目指します。

▲ページトップへ

 
(3) 結核及び非結核性抗酸菌感染症の診断薬の開発

結核は人類最大の感染症で、世界人口の約1/3が感染していると言われています。日本でも年間新患者数は約3万人、死亡数は約2千人にのぼります。その予防と治療には正確な診断法が必須です。しかし、現行の結核診断法は感度、スピード、コスト、特異性のいずれかに問題があり、また、最近増加傾向にある結核類似の非結核性抗酸菌感染症との鑑別診断も必要とされています。

抗酸菌の細胞壁脂質抗原には、結核や非結核性抗酸菌感染症の患者の血清中抗体と特異的に反応するものが多数知られていますが、これらは水や有機溶媒に難溶性で診断薬抗原としては取り扱いが困難でありました。当社では、SMP-105で培ったノウハウや分離精製技術を活用し、これらの脂質抗原を組み合わせて用いることにより、結核および非結核性抗酸菌感染症の高感度、迅速、特異的な診断薬を開発し、世界市場に安価で提供することを目指します。

▲ページトップへ

 
(4) MBR-108の開発

    臨床で有効性、安全性が確認されているSM-108

    ⇒その安定性改良製剤MBR-108

MBR-108は、SM-108(4-carbamoylimidazolium-5-olate)の安定性改良型製剤です。

SM-108は住友化学工業株式会社(現、大日本住友製薬株式会社)で開発され、1980年代に臨床試験が実施された化合物で、IMP脱水素酵素阻害剤であり、GTPのde novo合成を阻害することにより細胞増殖抑制作用を示します。本剤は、ヒトでは骨髄抑制作用などの副作用をほとんど示すことなく骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄性白血病(CML)や非小細胞肺がんに一定の効果を示しましたが、開発が中止されました。開発中止の主な理由は、@主なターゲットと考えられたMDSの年間罹患数が500名程度と少なく、充分な収益が見込めないと判断されたこと、A着色するなど原薬の安定性に問題があったことであります。

しかし、MDSの患者数は年々増加しており、現在の患者数は8,000名と言われ、また現在でもなお予後不良の疾患であり、有効な薬剤の開発が望まれています。また、安定性については、当社と大阪大学産業科学研究所との共同研究により解決し、すでに安定性改良型製剤としてMBR-108の特許を出願済みです。

SM-108は非臨床及び臨床の安全性プロフィールが明らかであり、また、有効性も確認されていることから、MBR-108を国内外の製薬企業に紹介し、早期のライセンスアウトを目指したいと考えています。


もっと詳しく知りたい方はここをクリックしてください。

▲ページトップへ

Copyright 2009 MBR Co., Ltd. All Rights Reserved.